• "予防接種"(/)
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  1. 長野県議会 2022-03-14
    令和 4年 2月定例会県民文化健康福祉委員会-03月14日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 4年 2月定例会県民文化健康福祉委員会-03月14日-01号令和 4年 2月定例会県民文化健康福祉委員会 県民文化健康福祉委員会会議録(その4) ●招集年月日時刻及び場所   令和4年3月14日(月)午前10時、議事堂第2委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名    委  員  長               髙 島 陽 子    副 委 員 長               竹 花 美 幸    委     員               依 田 明 善       同                  小 林 君 男       同                  両 角 友 成       同                  小 林 東一郎       同                  諏 訪 光 昭 ●欠席した委員の氏名    委     員               平 野 成 基 ●説明のため出席した者の氏名   (健康福祉部)    健康福祉部長                福 田 雄 一    健康福祉部次長兼参事(ワクチン接種担当)  出 川 広 昭
       参事(地域医療担当)            原   啓 明    健康福祉政策課長              柳 沢 由 里    医療政策課長                小 林 真 人    医師・看護人材確保対策課長         坂 爪 敏 紀    地域福祉課長                山 崎 敏 彦    健康増進課長                田 中 ゆう子    国民健康保険室長              矢 澤   圭    保健・疾病対策課長             西 垣 明 子    感染症対策課長               大日方   隆    感染症医療対策監              宮 島 有 果    ワクチン接種体制整備室長          山 邉 英 夫    介護支援課長                油 井 法 典    障がい者支援課長              髙 池 武 史    食品・生活衛生課長             吉 田 徹 也    薬事管理課長                小 池 裕 司 ●付託事件   3月10日に同じ ●会議に付した事件 3月11日に同じ ●開議時刻 午前9時58分 ●髙島委員長 開会を宣した。  ▲ 日程宣告    健康福祉部関係の審査  ▲ 議題宣告健康福祉部関係)    付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、委員の質疑等発言を許可した。 ◆宮下克彦 委員 おはようございます。宿泊療養施設に行かせていただきまして、大変お世話になりました。まずもって御礼申し上げたいと思います。非常にきめ細かな配慮をいただきまして、特に心配していた聞き取り調査は、タブレット端末を使って看護師さんと直接話せるということで、毎日顔を見てもらえるし、非常に安心感がありまして、よくやっていただいたという感じでした。私の入りました北信の施設も入所者が日に日に増えてきていましたので、心配なところもありましたが、安診ネットというアプリを使って、毎日体温酸素飽和度もきちんと把握していただけるということで非常に安心感がありました。ただ、放っておかれると精神的にも参ると思っていたんですけれども、きめ細かな連携をしていただいているということで、非常にありがたかったです。  また、長野市保健所からもきめ細かに連絡をいただきまして、その辺も非常に安心感につながったということで、さらに次の波ということも考えられますので、今の状況を生かして、さらに療養体制を深化させていただければと思いますけれども、何か今後に向けてお話しいただければありがたいと思います。 ◎大日方隆 感染症対策課長 宿泊療養施設の対応につきましては、いろいろな御要望を日々いただいているところですけれども、安診ネットも活用しながら対応しております。要望件数が多くなると、きめ細かな部分の対応が難しくなってくる場合もありますけれども、そういう場合は順次症状に応じて切り替えさせていただくなどして、何とか工夫をして今後もぜひ安心して療養できる体制を引き続き考えていきたいと思っております。以上です。 ◆宮下克彦 委員 ありがとうございました。きめ細かに対応していただけているので、ぜひさらによい方向に伸ばしていっていただければと思いました。また、精神保健についても案内を入れていただきまして、必要な場合は精神保健福祉センターも連携してくれるということで、孤独になりがちな療養生活の中で、そういう案内が1枚入っているだけでも非常に安心できましたし、運動についても、体を動かす体操の案内を入れていただいてありましたので、ここまで考えていただけているのかと、療養する側から見ると非常に安心でしたので、ぜひその辺は深化させていただければと思います。  あと、ワクチン接種についてお聞きしておきたいと思います。  資料14でワクチン接種について御説明いただいていますけれども、医療に従事されている方にお聞きしましたら、ワクチンの量を減らしているということで、3回目は2回目と比べて2分の1で、幼児は大人の3分の1の量ということでした。副反応への対応もそれなりに安心できるような体制になっていると思いますけれども、ワクチンの量が少ないというところは、特にPRしたほうが安心感が出ると思うんですが、そこのところはあまり伝えていないと思います。何か事情がおありなのかをお聞きしたいと思います。 ◎山邉英夫 ワクチン接種体制整備室長 確認でございますけれども、例えば追加接種の場合ですと、モデルナについてはワクチンの量が1、2回目接種の2分の1になっておりますが、ファイザーの場合ですと1、2回目と同じ量でございます。それから、小児の場合については、そもそも大人用ワクチンとは違うということで、成分が3分の1ぐらいだということでございまして、その部分については、お伝えはしているつもりではございますけれども、その点についての広報ということでよろしいでしょうか。 ◆宮下克彦 委員 モデルナ小児用では、分量を減らしているということで、副反応の心配も大分減っていますので、ぜひ多くの方に打ってもらいたいというところが、うまく効果的に伝われば安心感が出るのではないかと思いましたので、確認させていただきました。ありがとうございました。  それでは、もう一つだけお願いしたいと思います。  今回、障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例案ということで、長年検討していただいた条例案を提出していただきました。多くの方が基本的な人権を共有し、個人として尊重されるということで、さらに前に進んでいくということだと思います。前回の委員会でもお聞きしましたけれども、重要な条例ですので、県民の皆様が条例をイメージとして分かるようなキャッチコピーが必要だと思います。例えばユニバーサルとかインクルーシブとかいろいろな言葉があると思うんですけれども、県民の皆さんが新しい条例を受け入れやすくするための工夫についてお聞きしたいと思います。 ◎髙池武史 障がい者支援課長 障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例案ということで、提案をさせていただきました。前回の委員会でも委員から御提言いただきまして、おっしゃるとおり、この条例の中身をしっかりと県民の皆様や事業者の皆様に伝えて理解していただくことが重要だと思っております。今段階で決めているところはまだないですけれども、本会議や委員会の中でもまずこの条例に基づいてどう進めていくのかをしっかり伝えていくことが重要だという御意見をいただいたと思っております。そういうことも含めまして分かりやすく伝えていく努力をしていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆宮下克彦 委員 非常に重要な条例だと思いますし、県だけではなく国際的にも進んでいく方向だと思いますので、ぜひ分かりやすいキャッチフレーズが長野県から発信されればと期待しておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  実際に感染者となりまして、長野県の取っていただいている対策が、非常にきめ細かい配慮がされていると実感したところでして、お礼を申し上げて質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◆竹花美幸 委員 まず初めに、このたびは議会から多くの感染者が発生し、集団感染になってしまったことにより、重要な議会でありますのに議会の進行、委員会審議等に大きな影響を及ぼしてしまいましたこと、県民の皆様に、そして県にも御迷惑をおかけしましたこと、深くおわびを申し上げます。その多くが自民党県議でありましたが、議員の誰もがその立場になり得ることでございます。まずは感染された皆様の一日も早い御回復を心よりお祈り申し上げたいと存じます。その中で、本来、自分たちの身におけることをこの場で取り上げることはいかがなものかと考えましたが、県議の責任として、今後の議会内感染症対策をどのように進めていくかを考えなければならないと思います。そこで、勇気を持って質問させていただきたいと存じます。可能な範囲でお聞かせ願えれば、また御指導を賜れればと存じますのでよろしくお願いいたします。  まずは、このたびの議会内での集団感染はどのようなことが要因で起こったと考えられるのでしょうか。報告があったと思いますが、これだけ連日報道もあり、県民の皆様の御心配もいただいているところでございますので、お聞かせ願いたいと存じます。 ◎宮島有果 感染症医療対策監 今回の県議会議員皆さんの感染についてお尋ねをいただきました。私は、クラスター対策班ということで、長野市保健所施設調査及び議員さんたちの調査に協力させていただきましたので、お答えさせていただきます。  委員がおっしゃったとおりに、感染はどなたにでも起こり得ることでございまして、長野市も感染者が非常に多い状況でございます。私も会派室や議場、また議員会館等を一緒に見させていただき、今後に気をつけたほうがいいと思われる感染経路ですとか可能性のある部分について、長野市保健所長と一緒に話をした中で幾つか挙げさせていただきますと、まず一つ、オミクロン株の特性ということで、換気の問題でございます。マスクをしておりましても、長時間密集した中で同じ部屋にいらっしゃると、どうしても感染の機会が高まりますが、その面で議員の皆さんがいらっしゃる場所や議場などでもできるだけ常時換気や、あるいは換気を徹底していただければ少し防げたかもしれないということはございました。  そのほかとしましては、やはりマスクを外す機会の問題でございまして、昼食ですとか、どうしても飲食の場面はありますので、分散して召し上がるなど工夫をされていたようですけれども、マスクを外す際には感染の機会が高まるといったことは考えてもいいのではないかという指摘はありました。どの場面で感染したというのはどうしても特定できませんので、基本的な手指消毒や換気、マスクの着用を改めてお願いしたいと長野市でも指導しておりましたので、この場で説明させていただきました。以上でございます。 ◆竹花美幸 委員 ありがとうございます。特にお聞きをしたいんですけれども、議員会館在り方が取り沙汰されました。男性議員のお話によりますと、何人もの議員の入浴が重なり、脱衣所等では腕がぶつかったり、朝の歯磨き時等でも洗面所が大勢となり、体が触れたり、多くの共有スペースで密となりやすい環境にもあったようでございます。私どもの会派では、老朽化している議員会館在り方を今後どうしていくのか、また、会派所属議員は29名と多いので、保健所の御指導を賜りながら感染対策の強化を図りたいという考えがございます。もしお分かりになりましたら、議員会館につきましても特に御指導が入っているかどうかもお聞かせ願えたらと思います。 ◎宮島有果 感染症医療対策監 感染の場面ということで、特に議員会館についてお尋ねいただきました。  私も議会事務局の方と一緒に議員会館を回って状況を見ましたが、毎日一度、業者の方が掃除をしてくださるということで、共有の部分につきましても清掃はきちんとできていたんですけれども、御指摘のように、洗面所や浴場が共有ということで、その際にはどうしてもマスクを外さざるを得ない場面でございますから、実際に皆さんがお使いになっているところは見ていないんですが、もし大勢の方が同時に使うようでしたら今後はその時間をずらしていただければと思います。また、見回った中でアルコール消毒などもさらに増やしていただくとか、いろいろ細かいところをお願いしてきておりまして、そういったことをやっていただくことで議員会館も安全にお使いいただけると思っておりますので、また御協力させていただければと思います。よろしくお願いします。 ◆竹花美幸 委員 議会内の感染症対策について、危機管理が甘かったということは否めないと思います。私も含め、議員一人一人がさらに基本的な感染症対策に努めるとともに、議会内の危機管理を高めていく必要があると思っておりますので、また御指導を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。  では、次に資料9の動物取扱業者への対応に係る検証及び資料19の動物愛護管理推進計画改定案についてでございます。  少しお話が長くなりますけれども、まとめとなりますので、お聞きいただけたらと思います。  近年のペットブームの中で、松本の動物取扱事業者が起こした今回の案件は、逮捕にまでつながり、災害級動物虐待となってしまいました。長野県だけでなく、全国どこでも起こり得る可能性もある中で、長野県が厳しい対策を取ることにより、社会全体で動物愛護の意識がさらに高くなり、動物を取り巻く環境改善にもつながることを願い、質問を続けてまいりました。報告書を拝見させていただき、立入検査体制については抜き打ちの立入検査を組み合わせた対応とするよう、基本方針の見直しですとか、行政措置の手順を明確にし、厳格な対応を図ること、また、警察や環境省専門機関とも連携し、情報の共有や対応を強化していくということで、特に警察との連携の考えが示されたことは、再発防止に対して大きな一歩であると思います。  また、改正された飼養管理基準には飼養施設ケージ等数値基準や犬猫の状態についての基準が新たに追加され、飼養頭数職員数に見合ったものということで、犬は職員1人当たり20頭が上限で、繁殖犬は15頭まで、猫は職員1人当たり30頭、繁殖猫は25頭までと上限が規定されました。さらに、ここは本当に私も胸が詰まる思いでしたが、松本の事件では麻酔なしで帝王切開までしていたということで、自分の体で考えると本当に許し難い行為でございますが、帝王切開を行う場合は獣医師に行わせ、診断書の交付を受けることと、ここまで厳しく具体的に盛り込んでいただけたことを評価させていただきます。  こうした基準は段階的に適用していくお考えのようでございますけれども、今後どのように進めていくお考えかお聞きをしたいと存じます。お願いいたします。 ◎吉田徹也 食品・生活衛生課長 具体的に言いますと、報告書の10ページの改正された飼養管理基準をどのように運用していくかという御質問かと思います。  これは国で省令として規定された基準でありまして、多くは令和3年6月から施行されております。ただ、すぐに動物取扱事業者が対応できない部分もございますので、例えば犬とか猫1頭当たりのケージの広さの数値基準につきましては、段階的に施行されて令和5年の6月1日から、従業員1人当たり飼養頭数の基準については今年の6月1日から施行と国で規定しておりますので、それに基づいて県も対応していきたいと考えております。 ◆竹花美幸 委員 次に、長野県動物愛護管理推進計画改定案が示されました。令和4年度から12年度までの9か年の計画となりますが、推進計画の公表は3月25日に予定されています。この計画を着実に実施していくためには、様々な関係機関との連携が重要になると思います。特に今回の松本の事件もそうですけれども、県内には小諸市にハローアニマルがございますが、多頭飼育問題をはじめとして一定数の動物を受け入れる体制はあっても、行き場のない犬猫たちを引き取って保護しているのは、実際には多くが民間の動物愛護ボランティアの皆様です。長野県も犬猫の殺処分の数値目標について、令和2年度犬が5頭、猫が260頭の実績に対して、令和12年度は犬が5頭以下、猫は50頭以下と目標を定めています。  こういった中で、やはり殺処分の減少のためにも、新たな飼い主さんを探す活動を行うボランティア団体の皆様との連携強化は欠かせないものと思います。行政だけにはやはり限界があると思います。しかしながら、犬猫を救う民間のボランティア団体の皆様にもやはり限界があり、自己の資金で多くの犬猫の支援をされていて、その多くが資金繰りに苦労しております。行政だけでは限界もある中で、今後、このような民間の動物愛護ボランティア活動を行政として支えていくことも不可欠であると思いますけれども、こういった点についてはどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。 ◎吉田徹也 食品・生活衛生課長 多頭飼育問題で急に飼養管理できなくなった犬や猫が発生した場合に、動物愛護センター保健所飼養施設で一定数は保護収容することはできますけれども、それだけでは全く足りない場面が今後も出てくると思います。そういった場合に、動物愛護団体ボランティアとの協働は非常に重要で、現在もそういった皆様との協働により多頭飼育崩壊などに対応しているところであります。  今後も、県行政だけではなくて、市町村も含めていろいろな方たちと協働して進めていかなければいけないと考えております。動物愛護管理推進懇談会といういろいろな方々の御意見を聞く懇談会を設けておりますので、そこになるべく多くの方々に来ていただき、ボランティア、あるいは動物愛護団体は別に御意見を聞く機会などを設けながら御要望をお聞きし、それから連携を図ってまいりたいと考えています。以上です。 ◆竹花美幸 委員 今回の松本の案件についても、多くの動物愛護ボランティアの皆様から御心配いただき、また手助けをいただきました。これからますますこの皆様方のお力をいただくことが必要不可欠になってまいりますし、動物愛護ボランティアの皆様がいなければ成り立たないところもございますので、御意見を聞いていただく中で、ぜひその支援の在り方を考えていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。  最後に、事業者や県民の皆様に、この計画が改正されたことなども含めて今後どのように周知、広報していこうとお考えでしょうか。あらゆるメディア等にお願いして広く周知、広報していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎吉田徹也 食品・生活衛生課長 この報告書につきましては、既に3月10日に県のホームページに掲載させていただいております。それから、例えば事業者につきましては動物取扱責任者講習会がございますので、そういった機会も通じて、再発防止のためにこの報告書を用いるといったことも考えられるのではないかと思っています。  それから、委員がおっしゃったように、全国のどこで起きてもおかしくない事案でありますので、環境省にこの報告書を既に送ってありまして、環境省から全国の自治体にこの報告書を情報提供していただくようになっております。長野県で起きた事案ではありますけれども、同じ轍を踏まないよう、ほかの自治体でも少しでも参考になればと考えております。以上です。 ◆竹花美幸 委員 大変厳しい対応を取っていただき、ありがとうございます。長野県に限って起こり得ることではなくて、本当に全国どこで起こってもおかしくない問題です。今回のこの厳しい長野県の対応が全国にも周知され、このような悲しい事件が二度と起こらないように、そして動物を取り巻く環境改善につながっていくことを心から願い、この質問は終わらせていただきます。計画ができたところで今後どう実施していくかが大事でございます。引き続きよろしくお願いいたします。  続いては、看護職員確保対策事業についてお聞かせ願えたらと思います。  ちょうど昨年の今頃、テレビのニュースで、一定の研修を経て専門性を身につけた感染管理認定看護師コロナ禍で多忙を極めており、この感染管理認定看護師資格者が地域や病院の規模によって偏りが大きく、人員不足が深刻化しているという報道を耳にしました。日本看護協会によりますと、2021年から3年間で現在の約3,000人から1,000人増やす計画を打ち出しておりまして、2000年から感染管理認定看護師の養成が始まり、2020年末時点で認定が2,977人、東京304人、大阪184人などに対して地方の県ではほとんどが10から40人台で、都市と地方の格差があるようでございます。中小病院への配置も課題となっておりまして、2019年のまとめでは、全国約8,300ある医療機関のうち認定看護師がいるのは21%の約1,800機関、500床以上の大病院では87%に在籍する一方で、100から199床で13%、99床以下では3%に過ぎません。また、600時間を超える研修に看護師を送り出す施設側の負担も大きいという課題があるようでございます。  そこでお聞きしたいのですが、現在、長野県においてはどのくらいの感染管理認定看護師がおられ、どのような病院で活躍されておられるのでしょうか。長野県内の状況と、また、感染管理認定看護師の役割は多岐にわたるようですけれども、感染管理認定看護師がどのような役割を果たすのか教えていただけたらと存じます。 ◎坂爪敏紀 医師・看護人材確保対策課長 感染管理認定看護師についてお尋ねをいただきました。  まず、令和3年7月時点でございますが、長野県内感染管理認定看護師は73人と承知しております。その時点では全国で2,920人でございましたので、全国の人数に比べると2.5%でございます。  それと、主にどのようなところで活躍されているかでございますが、多くは比較的大きな病院にお勤めいただいていると承知しております。県から看護協会に調整をお願いしているんですけれども、例えばこの第6波で医療施設介護施設等クラスターが発生した場合には、医療機関、もしくは介護施設からの求めに応じて、感染管理認定看護師の方に施設へ行っていただいてアドバイスしていただいているといった状況でございます。 ◆竹花美幸 委員 長野県では73名の認定者が活躍されているということで、多くの方が活躍している状況に驚きました。  看護職員確保対策事業では、感染管理認定看護師受講経費の支援が計上されていますけれども、感染管理認定看護師を育てるのに600時間を超える研修が必要だと言われていますが、受講経費が1人幾らぐらいになり、この予算でどのくらいの認定看護師が育成できるのでしょうか。それと、県看護大学に今回新たに感染管理認定看護師教育課程が開設されるということで、予算も計上されております。新興感染症の流行は、新型コロナの後も起こるかもしれませんし、感染制御のリーダーシップを取る専門家の育成は極めて重要であると思いますので、この感染管理認定看護師教育課程の詳細を教えていただけたらと思います。 ◎坂爪敏紀 医師・看護人材確保対策課長 感染管理認定看護師養成課程につきましてお尋ねを頂戴いたしました。  まず、県看護大学では25名を養成対象としております。聞いているところによりますと、来年度は県内からの方が15名で、全国からも10名で、半分以上は県内の方でございます。  それと、助成の関係でございますが、感染管理認定看護師養成課程を受講するために、医療機関看護師さんを、例えば県看護大学に派遣したり、あるいは東京の日本看護協会でも養成課程を持っていますので、佐久方面であればそういったほうへ通われる方もいらっしゃるかもしれません。1,080万円の予算を盛らせていただきまして、27名分で1人あたり40万円相当で積算しておりますが、感染管理認定看護師養成課程を受講される看護師さんへの補助ではなくて、やはりいろいろやりくりが大変な中で派遣しますので、医療機関や施設に対する支援と考えております。 ◆竹花美幸 委員 このような予算を投じて感染管理認定看護師を育成してくださるわけですが、県内では多くが大きな病院に配置されているということなので、長野県としてみれば、ほかの規模の病院への配置も順次進めていただきたいと思います。どこの病院にも感染管理認定看護師がいるという状況がベストかと存じますけれども、どのように将来的につなげていこうとお考えなのかをお聞かせ願いたいと思います。 ◎坂爪敏紀 医師・看護人材確保対策課長 今後の方針でございますが、まず、県看護大学での養成課程は、当面令和4年度と5年度の2年は予定しているんですけれども、県内の希望状況などによっては、その後どうするかは考えなければいけないと思っております。委員がおっしゃるとおり、今は比較的大きな病院にお勤めではございますけれども、大きな病院としても、もう一人ぐらい欲しいという気持ちもございますし、中小の病院や施設といったところでもやはり欲しいという部分もありますので、何とか我々としては一人でも多く県内で感染管理認定看護師の方を養成しまして、新型コロナだけではなくて、今後も起こり得る感染症に対してアドバイスできるような人材を育てていきたいと考えております。 ◆竹花美幸 委員 新型コロナもBA.2という新たな変異株も出てきておりますし、どのような新興感染症が出てくるのか分からない時代になっております。その中で、感染制御のリーダーシップを取る専門家の育成は極めて重要だと思いますので、引き続き取組に期待を申し上げるとともに、できるだけ多くの病院に配置できるよう、お取り組みいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  資料14のワクチン接種の状況と今後の対応についてのうち、5歳以上11歳以下の子供の小児接種についてお聞きしたいと思います。  先日も質疑に出されましたけれども、この小児接種は予防接種法上の努力義務の規定は適用されておらず、その効果や安全性、または副反応などの情報が大変乏しい中で、子供たちにも保護者の皆様にも何らかの説明があるわけではないので、保護者同士で情報交換をしたり、クラスのほとんどが受けるから受けるとか、既に受けたお子さんが副反応で次の日に学校を休んだから心配だの、実際は積極的にというより、周りを見ながら様子見になってしまっているところが現実かと思います。  県では3月2日には長野県立こども病院、3月7日には信大医学部附属病院で先行接種もされておりますが、接種を受けた子供たちの状況はどうであるのか、また、市町村ではこれから接種が本格的になると思いますけれども、接種体制はうまく進んでいるのでしょうか。また、情報が乏しい中で、接種に対する効果や安全性、副反応や副反応が出た場合の対応についての広報を、県にしていただければありがたいと思うんですが、小児接種の広報についてどうお考えでしょうか。それと、まだ学級閉鎖が続いている学校が多い中、長野県内の小児接種の対象者数と接種率はどのくらいと見込んでいるのか、一遍にお話をしてしまいましたが、最後にこの点だけお願いいたします。 ◎山邉英夫 ワクチン接種体制整備室長 小児接種につきまして御質問をいただきました。  まず、県内におきましては、こども病院、それから信大付属病院におきまして先行で接種を行ったところでございますけれども、そちらの状況につきましては、聞いている範囲の中では順調に進んでいるとお聞きしているところでございます。  それから、これから市町村の接種が本格化してくるところでございますけれども、こちらの体制の整備状況でございますが、地域振興局を通じまして市町村の接種体制の整備状況につきまして細かに把握をさせていただく中で、それぞれの課題があれば、それについて一緒に考えていくという形で取り組んでいるところでございます。そういった中で、ほとんどは3月中には体制整備のめどがつくと考えているところでございますので、引き続き地域振興局と連携をしながら市町村の体制整備の支援に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  それから、広報を県としてどのように考えているかでございますが、金曜日の御質問でもございましたけれども、基本的にはまず国のほうでデータを出していただきたいと考えておりますので、引き続き国には分かりやすい丁寧なデータ提供を求めていきながら、国から出された素材を活用して、県としてもできるだけ分かりやすく保護者の方にお伝えできればと考えているところでございます。現在、その方法等につきましては、アドバイザーチームにも御相談をしているところでございますので、アドバイザーチームの御意見も踏まえまして広報を行ってまいりたいと考えております。  それから、対象者数と接種率の見込みでございますけれども、対象者数につきましては、おおむね全県で12万人ぐらいと考えているところでございます。  それから、接種率の見込みでございますけれども、市町村に確認をさせていただく中で、50%から70%ぐらいと想定しているところが30市町村ございます。続いて、30%から50%が19市町村という状況になっておりまして、現時点ではおおむね50%前後の接種率を市町村では見込んでいるのではないかという状況でございます。以上でございます。 ◆竹花美幸 委員 ありがとうございました。1年間、本当に大変お世話になりました。今、一番重要案件を抱えている部でございますので、今後も引き続き県民の皆様のために御尽力いただき、また、期待を申し上げております。以上をもちまして、私の質問は終了させていただきます。 ◆諏訪光昭 委員 先ほど宮下委員から元気に発言をいただいて、平野委員は欠席しておりますけれども、メンバーそろって委員会ができることをまずうれしく思いますし、そして、宮下委員は療養して回復されたということで、一安心をしております。しかし、かなり体力も弱っていると思いますので、ぜひ元気を出していただいて議員活動に邁進していただければと思います。  そして、宮下委員から、やはり安心ということが一番力になったというお話をお聞きしました。宮下委員の場合は療養施設ということですけれども、私のところに届いた家族の皆さんの声は、両親は全然何ともなかったんですが、子供さんが罹患して自宅で待機して、そして御両親もほとんど外へ出られない状況の中で不安を持っていたところ、治療をしていただいた診療所の先生が、大変なときに二度、三度、四度とフォローしてくれたのが、非常に安心したとともに、うれしかったということでした。特に今回、子供さんたちが罹患する事例が非常に多かったわけでございますから、そういう意味ではやはり病院を中心とした診療体制や検査体制づくりが今後も求められていくのではないか、また、罹患された方が回復に向けて安心して順調に歩まれる環境づくり、体制づくりが求められているのではないかということを、先ほど宮下委員のお話を聞いていて思いました。私も実際療養された方のお話を承ったときも、今後も県として努めるべきところはしっかり対応してもらいたいというような意見交換もさせていただいたことを思い出しましたので、御報告だけさせていただければと思いますので、何分よろしくお願いいたします。  そして、委員会で何回かにわたって、環保研に次世代の検査設備が設置されて、対応していただける体制が整ったということを御報告いただいております。先ほどBA.2というお話も出ているんですが、どこでBA.2であると判定ができたのかと、今後新たな変異株のゲノム解析に向けてどのような体制でされていくのかお聞きします。あと、人材の育成についても11月定例会のときにお話させていただきましたけれども、人員の配置等、今後の取り組むべき方向について少しお示しいただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◎大日方隆 感染症対策課長 ゲノム解析につきましては、当初、12月中ぐらいで何とか環境保全研究所で検査を開始したかったんですけれども、世界的な半導体の不足等によってかなり納品が遅れまして、その間、職員が他県や国立感染症研究所で研修をするなど、できることは準備させていただく中で、3月7日から正式にゲノム解析を始めたところです。検査件数自体は、前に申し上げたと思うんですけれども、多くの検体を分析することはなかなか難しい状況ではあるんですが、信州大学で週に32検体、それから環境保全研究所で当面16検体何とか検査をする中で、今後、ゲノム解析についてはスムーズに検査を進めていくように準備はしたいと思います。  今回、BA.2が長野県内で発見された事例は、信州大学附属病院や環保研ではなくて、たまたま国で全国の400検体を抽出して、ゲノム解析をする中で判明した事例でございます。幸いその方の状況は、症状は軽くて回復されているところなんですけれども、濃厚接触者等はそんなに多くはなかったものの、BA.2は感染力が強いということで、感染の連鎖を非常に心配しておったんですが、その件に関しては一旦収まっている状況ではあります。いずれにしても、ゲノム解析をするに当たっては、集団感染や死亡事例など、重要性を考えながら抽出をさせていただければと思っております。  それから、人員体制につきましても、なかなか一朝一夕でできることではないんですが、人事当局とも話をしながら、引き続き研修などもやっていきたいと思っております。以上でございます。 ◆諏訪光昭 委員 分かりました。今お話を聞いていても、やはりスピード感が求められるときもあろうかと思います。そのような中で、環保研に検査体制が整っているということは、今後の対応に大いに役立つものではないかと期待しておりますので、一気にというわけにはいきませんけれども、着実に整備していただくように、ぜひお願いしたいと思います。  それで、まん延防止等重点措置の適用期間は終了したんですが、第6波と申しますか、まだまだ脅威は衰えていないのが現状だと思います。したがって、緊張感はまだまだ続くわけでございますけれども、緊急事態宣言のときも一定の収束をした後、対応等についての総括をして、療養体制を含めて様々なところの充実を図ってきたと思うんですが、まん延防止等重点措置の適用が一応終了したので、取組状況等々についての分析は今後行われるのか、それともしばらく様子を見てということになるのか、もしお分かりでしたらお願いしたいと思います。 ◎大日方隆 感染症対策課長 まん延防止等重点措置自体は解除させていただいたところですけれども、解除したからと安心せずに、基本的な感染防止対策を県民の皆様にお願いしているところです。私どもとしてもできる体制は引き続きやっていく中で、例えば高齢者施設に対する検査等は継続して実施しているところです。また、1月当初に、高齢者を中心に多くの方が感染する中で、コロナが直接の原因かどうかはともかくとして、多くの方が亡くなったことも受けまして、死亡例についてもできるだけ早く公表させていただくとともに、ある程度件数がたまったところで分析のほうも少しずつさせていただいているところでございます。  いずれにしても、第6波はまだ収束したわけではございませんので、どこかの時点で総括をさせていただく予定ですけれども、それに限らず、分かった情報についてはできるだけ分析をして、公表させていただければと思っております。以上です。 ◆諏訪光昭 委員 それぞれの知見が今後の対応に生かされていくことを期待いたしますし、またそうあってほしいと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
     次に移らせていただきます。この4月に診療報酬の改定が行われるということをお聞きしております。県は市町村と共に国保を担う体制ができているわけでございますけれども、今回の診療報酬の改正について、国保を担う県として何か所見はございますか。 ◎矢澤圭 国民健康保険室長 診療報酬の改定について、県としてもいろいろ立場がございますので、保険者としての立場としてお答えさせていただければと思います。手元に細かい資料がないんですけれども、今回、特に医療機関の機能の分担ということにポイントが置かれておりまして、大きな病気、専門の病気はその専門の病院、急性期、慢性期とかございますけれども、そういった形で効率というか、患者さんにとっても利便性のあるような形で診療報酬の改定をされたのが、我々としては評価していいのかと思います。  それから、リフィル処方箋といいまして、わざわざ病院に何回も行かなくても3回まで薬が処方できる点や、オンライン診療といった面で、患者の皆さんにとっても便利になって、医療資源が重複して使われる場面が減っていくということがポイントとして挙げられておりまして、そういう点につきましては、保険者としては評価していいのではないかと思っております。以上です。 ◆諏訪光昭 委員 世界に誇れる日本の医療制度の根本をなすものだと思っております。市町村と一体となって国保を担っていくということであり、そしてまた、それが県民の皆さんの安全・安心につながっていくと思います。今後、保険料の統一についても、ロードマップをつくって、それぞれの市町村、あるいは関係者の皆さんとの協議を進めていくという大きなテーマもございますけれども、取りあえず診療報酬の改定に伴って、先ほどのすみ分けをしっかりし、かかりつけ医の機能強化を図りながら、身近な中で対応していただいている診療所をしっかり手厚く応援できるような環境づくりも大事ではないかという思いもいたします。したがって、県として治療だけではなくて、予防とか健康づくりに向けた取組も着実に進めていくことが医療費の適正化につながってくると思いますので、見解をお聞かせいただければと思います。 ◎矢澤圭 国民健康保険室長 健康づくり、予防に関しての御質問でございます。  委員御指摘のように、予防とか健康づくりというのは非常に重要なポイントだと思っております。医療費の格差が長野県は結構大きいんですけれども、それを縮めていくには、やはり予防に力を入れていかざるを得ないということでございます。昨年より個々のレセプト等をデータベースで各保健所で見られるようになりまして、今回予算にも計上しておりますけれども、そういったものの分析を通じてどういった点が医療費の高いところに結びついているかですとか、治療を中断されている方がそのまま重症化してしまうと、医療資源的にも御本人の健康のためにもよくないですので、そういったものについても力を入れて分析して、保健所から受診勧奨なり介入をさせていただきたいと思っておりますので、そういった形で力を入れていきたいと思っております。以上です。 ◆諏訪光昭 委員 よろしくお願いいたします。  先ほど竹花委員からは、感染管理認定看護師の養成というお話がございましたが、私もこの委員会に所属させていただいて以来、医師確保や看護師の養成の要望をしてまいりました。特に医師確保については、唯一産科の空白区であった北アルプス広域圏域でしたが、市立大町総合病院に産科の医師が着任されて、ようやく4月から分娩の取扱いが再開されるという見通しが立ちました。県当局のいろいろな御支援、また適切なアドバイスをいただきながら再開できることは非常にありがたいことです。ただ、やはりまだまだ不安が解消されたわけでなく、引き続きさらなる充実も図っていかなければいけないという状況がございます。  それから、看護師の養成の件でございますけれども、今回の予算案の中でも大きな予算を充当していただいて、御尽力いただいているんですが、医師会の先生たちとお話ししていく中で、いわゆる看護師養成所の規模の縮小、あるいは廃止など、長野県だけではなくて全国が同じような状況に置かれているということでした。医師会としても大きな病院だけでなく、小さな診療所まで、至るところで看護師が不足しているということは死活問題に当たるので、補助金のさらなる増額をお願いしていかなければいけないし、お願いをしたいということでございますけれども、医師の確保と看護師の養成について教えていただければと思います。 ◎坂爪敏紀 医師・看護人材確保対策課長 医師の確保と看護師の養成についてお尋ねを頂戴しました。  まず、医師の確保でございますけれども、大北地域は唯一お産できない空白区でしたが、大町市、それから市立大町総合病院に、地域で安心して出産いただける環境を整えるために御尽力いただいたことに、こちらも本当に感謝申し上げる次第でございます。  当面、医師一人体制で助産師の協力を得ながら、4月中旬から分娩を再開されるということでございますので、全国的にも産科医は不足しておりますけれども、県としても、引き続きドクターバンクですとか産科医に対する研修資金といった医師確保、それと分娩を再開した場合には、例えば県内や県外から非常勤で手伝いにお医者さんがいらっしゃる場合の経費に対する支援はさせていただきたいと考えております。  それと、看護師の養成に対する御質問でございますが、委員おっしゃったとおり、全国的にも少子化や高学歴志向ということで、大学等への進学が増える一方で、准看護師学校を目指す学生が減っているということがございまして、長野県だけでなく、全国的な課題でもございます。特に准看護師養成所の閉校の動きもありますし、医師会からの繰入金もかなり増えているということで、県の医師会からも、県として支援を検討してほしいという御要望もいただいたところでございます。  それを受けまして、まず国に対しては、国の基金事業の看護師養成所に対する単価基準が低いのではないかという部分もございますので、そこの充実を繰り返し要望してまいりたいと考えております。それから、特に准看護師養成所に対する県としての支援でございますけれども、2年前には、実習施設が未併設であるため、実習施設に対する謝金が発生するということで、その謝金部分に対しては支援をさせていただきました。提案させていただいております令和4年度の予算におきましては、特に准看護師学校さんはリカレント教育に取り組んでいらっしゃるということで、社会人の方の学び直しといった部分に、県としても注目させていただきまして、支援をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆諏訪光昭 委員 診療科の偏在もそうですが、国の制度が少し変わったことによっていわゆる医師不足が生じたということで、その後、県独自の政策パッケージをつくっていただいて、着実にその実績が上がるところを見てきております。医師を支える看護師の充実に向けても今から継続的に手厚くしていかなければ、解消に向かっていかないと思いますので、ぜひ様々な施策を施していただきたいと思います。  たまたま医師の方と話をしているときに、いわゆるナイチンゲール基金を設立したらどうかという御提案がございました。長野県は森林づくり県民税を導入して、県民の皆様から貴重な税金を頂いているということで、金額は100円でもいいのではないかと、そうすると年間1億円くらいになるという御提案もいただきましたので、頭の隅に置いておいていただきながら、いずれにしても長い年月を要する人材育成でございますので、ぜひお願いしたいと思いますので、付け加えさせていただきたいと思います。  そして、最後ですけれども、今回の2月定例会で、障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例案が提案されています。賛成してぜひ実施に向けていきたいと思っておりますが、そのような中で、一番の鍵は、障害のある人もしっかり就職できる環境づくりが必要ではないかと思います。令和3年度の初委員会のときには、就労支援のことが書かれていた資料がございました。令和2年度予算に比べて令和3年度も大きな増額をして、就労事業所の工賃アップや一般企業への就労の拡大に向けた取組が掲げられておりましたが、条例が制定されたら新たな飛躍をしていかなければいけないわけですが、その取組の成果をお聞かせいただければと思います。 ◎髙池武史 障がい者支援課長 障害のある方の就労支援ということで御質問をいただきました。  これまでの取組の成果という意味で申し上げますと、例えば障害の程度によっていろいろな就労形態があろうかと思いますが、福祉施設で働く福祉就労と、一般企業で働く一般就労の両面から行政として支援をさせていただいているところであります。福祉就労の関係で申し上げますと、この2か年に及ぶコロナ禍の影響で、工賃の調査をさせていただくとなかなか厳しい現状にございますので国の補正予算なども活用しながらさらなる活性化のための助成制度も設けて、取組を進めているところでございます。  2月定例会の知事の提案説明の中でも、条例案の説明に併せて、取り組むべきものということで、例えば障害者の雇用減税の延長ということを申し上げましたが、これは総務部と産業労働部が連携して取り組みます。また、障害者を新たに雇用する小規模事業所に対する助成金も産業労働部で新たに設けるものでございます。それから、JAとの協働による農福連携は農政部と健康福祉部が協力をして取り組むものでございます。  障害のある方の就労支援につきましては、例えば特別支援学校高等部を卒業したお子さんの支援は教育委員会と一緒に取り組ませていただくものでございますので、健康福祉部だけでなく、県庁内の各部局を挙げてしっかりとやらせていただきます。また、4月に新たに開設を予定している医療的ケア児等支援センターについても、医療的ケアが必要であっても働く場が必要だということで、労働局とも連携して取組をしてまいりたいと思っておりますので、いろいろな手だてを講じながら、働いて社会とつながりを持っていくための支援をしてまいりたいと考えております。以上です。 ◆諏訪光昭 委員 話すと少し長くなってしまいますけれども、ある企業に勤めていた方がいたんですが、雇用を打ち切られてしまったという事例で、お父さん、お母さんのほうから相談がございました。非常にいい好青年なんですが、次の就労がまだ決まっていないということで、今は就労事業所で働いておりますけれども、意欲を持っている方も大勢いらっしゃいますので、ぜひそういう皆さんにも対応していただければ、まさにこの条例に合致した長野県づくりが実現できていくのではないかと思いますので、引き続きよろしくお願いを申し上げる次第でございます。以上で質問は終わらせていただきますけれども、ここで少しお時間いただきたいと思います。  この1年間、このメンバーで様々な議論を重ねてまいりました。福田部長以下、すばらしい職員の皆さんと一緒に議論を深められてきたのは有意義だったと、そしてまた、今後もこれを継続していかなければいけないということを改めて感じたところでございます。その中で、委員会に御出席いただいている皆さんの中に、退職される方がいらっしゃるということで、少しお話を聞いて、今後の委員会活動の中で役立てていきたいということですので、僣越ではございますけれどもお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、健康増進課長の田中ゆう子課長が御退職されるということでございます。この長野県は、先人の皆様が営々と積み上げてきていただいた健康長寿という大きな誇りがあるわけでございますけれども、それらをしっかり継承して、さらに次の時代にもつなげていく大きな役目を担っているポジションではないかと私は理解しています。ACEプロジェクト等々、様々な施策も展開しておりまして、まさにACEのエースが御退職されるということでございまして、非常に寂しい思いもしますが、次に続く皆さんもいるわけでございまして、皆さんへの言葉も寄せていただければと思います。コロナ禍だったものですから、コンタクトもなかなかなくて、お人柄を知る機会が少なかった点が唯一残念なところでございますけれども、お聞きいたしますと、田中課長さんは保健師の教育にもずっと携わってきたということで、多くの皆さんから信頼をされ、リーダー的なお立場でもあるということで、保健師さんのエースだということでございます。次に続くエースも育っているとは思いますけれども、健康増進に向けた取組のこれまでの思いと、そしてまた、次に続く長野県の健康づくりに期待することをコメントいただければありがたいですが、よろしくお願いいたします。 ◎田中ゆう子 健康増進課長 本日は、髙島委員長、竹花副委員長、委員の皆様には、このような発言の機会をいただきましてありがとうございます。また、諏訪委員からは丁寧な御紹介をいただきましてありがとうございます。大変恐縮しております。健康増進課での所感ですとか今後の健康づくりへの期待ということで、お話させていただきたいと思います。  健康増進課には5年間という長い間在籍しておりましたが、毎年目まぐるしく状況が変わり、同じ課にいたという実感は全くないです。ここ2年間、社会全体が新型コロナウイルス感染症との闘いでして、県民の皆さんの生活が感染症への恐怖に一瞬にして一転してしまいまして、健康づくりの事業に関しましても、延期や中止ですとか苦渋の決断の連続でした。コロナ禍で県民の安心で安全な生活を守りながら健康づくり施策を進めていくためには、新たな発想が必要とされました。しかし、このような状況の中でも周りを見ますと高齢者の方が農作業をしているといった環境は本当に長野県の健康づくりの強みだと感じておりました。  健康増進課に参りました平成29年ですが、ACEプロジェクトが始まって3年ということで、その成果はということを言われておりました。その中で、平成29年12月に都道府県別の平均寿命の公表がありまして、長野県の男性が今まで1位だったものが滋賀県に次いで2位になったというところで、1位ではなくなったという危機感で、健康づくりをより一層取り組んでいかなければならないと言われましたし、当時マスコミには長野県に対して滋賀ショックと取り上げられました。県としまして県民と一体感を持って健康づくりを進めていくためにはどのようにしたらよいか、ACEプロジェクトの取組を県民に知ってもらうためにはどうしたらよいかということを常に悩みながら、県行政の限界なども感じながら進めてまいりました。  このような状況の中、先ほど委員からも御質問ありました、県が国保の財政運営の責任者となりまして、市町村のデータヘルス推進の支援という大変重要な役割を担うことになりました。健康づくりを市町村と共に進めていくため、健康増進課に国民健康保険室を附置しまして、体制を強化して新たな出発ということでやらせていただいております。しかしながら、住民を守る責任を持ち、必死に頑張っている市町村の皆さんに県が助言ということは非常に厳しくて、手探り状態でまずは市町村に出向いて状況を伺い、県が目指している方向性を理解していただくことから始めました。そのうち一番うれしかったのは、県が何か動き出したぞと、市町村が期待を持ってくれたという言葉でした。このような経験の中で、私は県という大きな組織に在籍しておりますが、そこで県としての役割を果たすことの重要性と責任の重大性を再認識いたしました。  ACEプロジェクトに対しましては、健康づくりの普及啓発は行政ではなかなか限界がありますので、民間業者への委託という新たな形で強化しております。アクションは、11日にも御説明させていただきましたが、働き盛り世代の健康づくりチャレンジ大作戦について、令和元年度は2,900人ぐらいの参加だったところ、令和3年度は5,000人以上の参加ということで非常に広まってきておりまして、長野県は広いですので、これからも県内のあらゆるところで一体的に推進されることを願っております。チェックですが、健診の受診に関しましては、健診を受けましょうと言っても、受けない人は受けないですので、やはり健診の重要性ですとか、なぜ健診を受けるのかという基本から県民の方に学んでいただいて、継続して受診していただくような取組を、市町村、あるいは保険者と共に効果的な普及啓発への転換が必要であると感じております。あと、イートに関しましては、減塩の強化ということで、減塩というときついイメージがあるんですが、今年度はゆるしおというキャラクターによって親しみを持ち実践できるよう普及啓発し、好評いただいているところであります。  ACEプロジェクトにおきましては、県民の心を動かす丁寧な取組を関係者の皆様と共に続けていくことが重要でありまして、県民お一人お一人が自分自身の体に関心を持つこと、そして自分自身を大切にできる取組が重要であると感じております。健康づくりですとか予防というのは、10年以上の非常に長い年月がかかります。長野県が長年つくり上げてきた健康長寿、健康づくりのたくさんの財産が現在に引き継がれており、今後も確実に継承されていくことを願うとともに、長野県に住むと元気で長生きができる、そのような言葉が聞かれることを期待しております。  まだまだ新型コロナウイルス感染者が落ち着かない状況であります。関係される皆様ですとか、特に保健所で必死に頑張っている保健師をはじめとする担当の皆様のことを思いますと非常に心が痛みますが、私自身は健康増進課で長野県の健康長寿について考える機会をいただいたこと、また、大勢の皆様に支えられて仕事をさせていただきましたことに感謝するとともに、一生保健師ですので、地域の皆さんが生き生きと安心して暮らすことができるようなお手伝いもできたらと思っております。  改めまして、県民の命、健康、そして生活を守る重要な部分を担っております健康福祉委員会の今後のますますの発展と、髙島委員長、竹花副委員長、また皆様方の今後の御活躍をお祈り申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、諏訪委員への答弁といたしたいと思います。ありがとうございました。 ◆諏訪光昭 委員 もうお一方、食品・生活衛生課の吉田徹也課長でございます。  吉田課長さんも、田中課長さんとは若干違いがありますけれども、36年という本当に長きにわたってお勤めいただいて、県庁ばかりでなく、県内の各保健所にもお勤めの経験があるということでございます。4月の初委員会のときに、新型コロナウイルスが強いものだから、インフルエンザやノロウイルスなどのウイルスの罹患が少ないのではないかというお話をさせていただいて、インフルエンザについてはその場でお答えいただいたんですが、ノロウイルスについてはデータがないということでした。そうしましたら委員会が終わったらすぐ控室に来ていただいて、一覧表で過去3年ほどのデータもお示ししていただくという非常に素早い行動をしていただいて、本当に誠実に仕事に御尽力いただいていることをそのときにひしひしと感じました。今でもそのときのデータはこれから私のお守り紙として持っていなければいけないなという思いもするところでございます。  いずれにいたしましても、非常に気さくで、そして部下の皆さんの信頼も厚い課長さんだとお聞きしております。本当にお疲れさまでございました。ぜひ36年間の職員生活を振り返っての思いもお話しいただければ幸甚でございます。よろしくお願いいたします。 ◎吉田徹也 食品・生活衛生課長 本日は、髙島委員長、竹花副委員長、委員各位の皆様から、このような発言の機会を設けていただきましてありがとうございます。また、諏訪委員からは御丁寧な御紹介をいただきまして、大変恐縮しております。  ただいま御紹介いただきましたように、私は、昭和61年4月に県職員として松本食肉衛生検査所、現在の松本市食肉衛生検査所に獣医師として赴任し、36年が経過しました。異動回数は10回で少ないほうかもしれませんけれども、食肉衛生検査所2か所、保健所4か所、衛生公害研究所と環境保全研究所各1回、それから本庁3回ということで、あと、東北中南信全て勤務することができました。この間、公衆衛生獣医師として食品、あるいは食肉衛生行政、それから動物愛護管理行政等に一貫して従事してまいりましたけれども、振り返ると多くの出来事がございまして、るる見詰めさせていただきたいと思います。  平成16年度、本庁にいるときですけれども、誤った食品検査結果を公表して直接的に対応を取らせていただいたこと、それから、平成17年度は、佐久保健所だったんですけれども、多頭飼育問題が起きて直接現場対応をしたこと、平成21年度、環境保全研究所ではちょうど新型インフルエンザが発生して、このときは数か月と短い期間だったんですけれども、24時間体制で検査をしたこと。それから、平成23年度は、本庁にいたんですけれども、福島第一原発の事故の後で放射性物質に汚染された牛肉が県内に流通して、急遽会見を行ったり、その後、毎日調査結果を公表したこと、平成29年度、長野保健福祉事務所のときには、私の同志とも言える信頼していた部下がくも膜下出血で突然亡くなってしまったことなどでございます。  また、私が当職になってから4年間が経過するわけですけれども、私にとっては非常に困難な事案が次々に発生して、そのたびに多くの方々に支えていただきながら何とかここまでたどり着けたというのが実感であります。平成30年度は着任早々いわゆる民泊がその年の6月15日から始まるということで、それまでにとにかく条例の施行規則を策定しなければいけなかったというところでした。それと、その年、獣医師を10名程度募集したんですけれども、結局2人しか採用できなくて危機的状況に陥りました。平成31年度、令和元年度は、それを受けて獣医師確保対策ということで対策チームを発足させて、様々な改善を行いました。その一つであります初任給調整手当の導入につきましては、令和2年2月定例会で皆様方の御承認をいただいたところであります。本当にありがとうございました。令和元年度10月に東日本台風が発生して、このときは災害協定に基づいて関係団体等と被災ペット相談支援センターというのを初めて長野県で立ち上げて活動をさせていただいたことですとか、ホテル・旅館を二次避難所ということで活用できるよう関係機関・団体等と調整を行ったこと、さらに、豚の伝染病である当時は豚コレラ、豚熱が発生をして、健康福祉部の獣医師職員も昼夜を問わず家畜防疫作業に携わってもらいました。それから、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に迫られながら食品衛生法の大改正に伴う関連条例等の改正や準備を行ったこと、また、松本市の中核市移行が円滑に行われるよう、特に獣医師職員の派遣調整をさせていただいたことです。そして、令和3年度ですが、この委員会でも御説明させていただきましたけれども、松本市内の動物取扱業者に係る問題が発生し、改善策等を検討させていただいたこと、あるいは懸案であった動物愛護管理推進計画の改定作業を行わせていただいたことです。これらにつきましては、改定して終わりではなくて、今後、これらに命を吹き込んでいかなければいけないと思っています。  繰り返しになりますけれども、とにかく大勢の皆様のお力添えをいただきまして、本当におかげさまで私のような者がここまでやってこられたと考えております。この場をお借りいたしまして全ての関係者の皆様には深く感謝を申し上げます。私の好きな言葉に、一隅を照らすという言葉があります。アフガニスタンで医療活動やかんがい事業で活躍されて、銃弾に倒れた中村哲さんの座右の銘と言われています。もともとは天台宗の開祖・最澄の言葉で、まず目の前のこと、今自分にできることを一生懸命やる、あるいは片隅の誰も注目しないような物事にもきちんと取り組む、そうやって一人一人がともす小さな光はやがて大きな光となるというものであります。そのような36年間であったと思いたいと思っておりますし、今後もそんな生き方をしてまいりたいと考えております。  最後になりますけれども、私はこれで退職となりますが、健康福祉委員会の今後のますますの御発展と、髙島委員長、竹花副委員長、委員各位の今後の御活躍を心よりお祈りいたしまして、全然簡単ではございませんでしたけれども、諏訪委員への答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 ◆諏訪光昭 委員 ありがとうございました。まだ2週間ほどお勤めいただかなければならないわけでございますけれども、どうか田中、吉田両課長さんにはまたそれぞれの道で健康で御活躍いただくことをお願い申し上げ、質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○髙島陽子 委員長 ほかに御発言もありませんので、以上で質疑を終局いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に第1号「令和4年度長野県一般会計予算案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算」中、歳出 第3款 民生費 第1項 社会福祉費の一部、第3項 障がい福祉費、第4項 生活保護費、第4款 衛生費 第1項 医務費、第2項 保健所費、第3項 病院費、第4項 公衆衛生費の一部、第5項 環境衛生費、第6項 薬務費、第11款 教育費 第6項 大学費の一部、第2条「第2表 債務負担行為」中の一部について採決いたします。  本案について討論がありますか。 ◆両角友成 委員 健康福祉部関係の令和4年度当初予算に反対の立場で討論を行います。  着手から10年の歳月をかけた障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例が制定される運びとなりました。20年にも及ぶ県民運動があり、福祉医療は子供の医療費が窓口無料となり、歓迎されています。しかし、同じ福祉医療の障害者の医療費は現物給付になっていません。令和4年度は条例制定を契機に障害者の医療費も現物給付化してほしい、ごく自然な流れであり、切実な願いです。しかし、県の姿勢は、現物給付化を行うことによって利用者の自主的な負担は変わらないが県の負担が変わってしまう、だから実施しない。片時も吸引器を外せない、ストレッチャーでしか移動できない、病院に行くのに月15万から20万円かかる、このお金がないと病院に行けないんです。このような障害をお持ちの皆さんからの訴え、思いを実現しなければ、条例が言う共に生きる長野県とはならないのではないでしょうか。県は福祉灯油の事業は市町村の仕事と言います。しかし、財政力の弱い市町村もあります。県は国の交付金事業を紹介するだけで、予算づけはしません。県がせめて市町村の出し分の半分は出して応援する、この姿勢が大切ではないでしょうか。国は令和4年度も、民間病院を含む病床削減支援、名前を変更して病床機能再編支援事業を、基金事業として続行の構えです。コロナ禍に対応する病床を確保する視点が欠落していると指摘すべきではないでしょうか。ゆとりが必要な分野です。コロナ対応でも3回目のワクチン接種の取組、検査キットが不足している現状など、不十分と言わざるを得ません。  このような理由により、本予算を認められない旨申し上げ、討論といたします。 ○髙島陽子 委員長 以上で討論は終局いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、討論を終局いたします。  本案を挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は、本案に反対とみなします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第4号「令和4年度長野県心身障害者扶養共済事業費特別会計予算案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第5号「令和4年度地方独立行政法人長野県立病院機構施設整備等資金貸付金特別会計予算案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第6号「令和4年度長野県国民健康保険特別会計予算案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第28号「長野県国民健康保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第29号「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第30号「知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に報第1号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第12号)の専決処分報告」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中、歳出 第3款 民生費、第4款 衛生費について採決いたします。  本件、報告のとおり承認すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に第60号「令和3年度長野県一般会計補正予算(第13号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中、歳出 第3款 民生費 第1項 社会福祉費の一部、第3項 障がい福祉費、第4項 生活保護費、第4款 衛生費 第1項 医務費、第2項 保健所費、第3項 病院費、第4項 公衆衛生費の一部、第5項 環境衛生費、第6項 薬務費、第11款 教育費 第6項 大学費の一部、第2条「第2表 繰越明許費補正」中の一部について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第62号「令和3年度長野県国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ただいまから請願及び陳情の審査を行います。当委員会に付託されております健康福祉部関係の請願・陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料を御覧願います。  健康福祉部関係の請願・陳情は、請願継続分3件、陳情継続分18件、新規分2件であります。  なお、審査に際し、継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由も一緒に述べていただくようお願いいたします。また、願意が複数ある請願及び陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として請願者及び陳情者に通知することについて、その都度お諮りすることといたしたいと思いますので、御了承願います。  継続分の請願の審査を行います。  継続分の審査に当たっては、11月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
     御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております請願3件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎柳沢由里 健康福祉政策課長 状況に特段の変化はございません。 ○髙島陽子 委員長 それでは特に状況に変化のない請願3件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。請第13号、請第24号及び請第26号については、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  以上をもちまして、請願の審査を終局いたします。  次に、陳情の審査を行います。  審査手順について、あらかじめお諮りいたします。最初に継続となっております18件の陳情を、続いて新規の陳情2件について順次審査をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  まず、継続分の審査を行います。  継続分の審査に当たっては、11月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております陳情18件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎柳沢由里 健康福祉政策課長 継続分の陳情のうち、陳第645号について状況に変化がございましたので、担当課長から御説明申し上げます。なお、その他の継続分の陳情につきましては、状況  に特段の変化はございません。 ◎西垣明子 保健・疾病対策課長 不妊治療に関する支援の強化につきましては、国において本年4月から人工授精等の一般不妊治療や体外受精等の生殖補助医療が保険適用となり、対象となる治療の範囲が決定されました。また、先に御説明したとおり、来年度当初予算案において保険適用外となる先進医療に対し、県独自の助成事業を実施する予定でおります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○髙島陽子 委員長 ただいま、状況に変化があるとされました陳第645号につきましては、取り出して審査いたします。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御意見がありましたので、陳第645号については、採択すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは特に状況に変化のない陳情17件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第8号、陳第191号、陳第202号、陳第442号、陳第453号、陳第458号、陳第463号、陳第464号、陳第465号、陳第485号、陳第566号、陳第573号、陳第597号、陳第604号、陳第644号、陳第651号及び陳第654号については、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  続いて新規の陳情の審査を行います。  まず、陳第670号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御意見がありましたので、陳第670号については、採択すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、陳第672号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。 ◆小林東一郎 委員 陳第672号の願意の一つに、研究用として市販されている抗原定性検査キットの性能比較を行い、公表することで適切な活用につなげ、経済回復のために様々な場面で頻回に検査が行われるよう促すことというものがあります。この研究用というものがどういうものなのか御説明いただいて、研究用を広く活用することで検査体制にどのようなメリットが得られるのか、御説明いただきたいと思います。 ○髙島陽子 委員長 それでは理事者の説明を求めます。 ◎大日方隆 感染症対策課長 研究用の抗原定性検査キットでございますが、これは医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、いわゆる薬機法というものですけれども、これに基づきます承認を受けたものではない、いわゆる性能等が確認されたものではない検査キットでございます。これの活用については、様々な専門家等の意見はございますけれども、市議会議長会の陳情の趣旨はその有効性について性能比較をして、その上で活用を促せということでございます。もちろん有効性が確認できれば国の承認が得られるということですが、3月4日現在の国のホームページを見ますと、承認されているのは29キットでございまして、それについては広く活用していただければと思います。以上でございます。 ○髙島陽子 委員長 説明は以上であります。本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取扱いはいかがいたしましょうか。     〔「継続」・「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位から様々な御意見がありましたので、この取扱いについて順次挙手により決することといたします。  最初に本件について、まず継続審査について挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続に反対とみなします。  本件について継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第672号は継続審査とすることに決定いたしました。  ただいま、願意が複数ある陳情を継続審査とすることに決定いたしましたが、陳情者に通知する付記事項につきましては、いかがいたしましょうか。      〔委員長に一任〕  御意見がありませんので、委員長案として、1については、引き続き慎重に検討する必要があるため、現状では採択することができないといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  以上をもちまして陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、健康福祉部関係の審査を終局いたします。  次に、本委員会の閉会中継続調査事件はお手元に配付いたしましたとおりとし、なお慎重に調査を要するためとの理由を付して議長に申し出ることとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、委員長報告について何か御発言がございますか。      〔「一任」と呼ぶ者あり〕  それでは、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  この際、何か御発言ございますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  挨拶をした。 ○竹花美幸 副委員長 挨拶をした。 ◎福田雄一 健康福祉部長 挨拶をした ○髙島陽子 委員長 閉会を宣した。 ●閉会時刻 午後0時3分 △採決結果一覧 (付託議案)  ▲ 原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)    第4号 令和4年度長野県心身障害者扶養共済事業費特別会計予算案    第5号 令和4年度地方独立行政法人長野県立病院機構施設整備等資金貸付金特別会計予算案    第6号 令和4年度長野県国民健康保険特別会計予算案    第28号 長野県国民健康保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例案    第29号 障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例案    第30号 知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案    第60号 令和3年度長野県一般会計補正予算(第13号)案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第3款 民生費              第1項 社会福祉費の一部              第3項 障がい福祉費              第4項 生活保護費            第4款 衛生費              第1項 医務費
                 第2項 保健所費              第3項 病院費              第4項 公衆衛生費の一部              第5項 環境衛生費              第6項 薬務費            第11款 教育費              第6項 大学費の一部      第2条 「第2表 繰越明許費補正」中の一部    第62号 令和3年度長野県国民健康保険特別会計補正予算(第1号)案  ▲ 原案のとおり可決すべきものと決定したもの(挙手採決)    第1号 令和4年度長野県一般会計予算案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算」中        歳 出 第3款 民生費              第1項 社会福祉費の一部              第3項 障がい福祉費              第4項 生活保護費            第4款 衛生費              第1項 医務費              第2項 保健所費              第3項 病院費              第4項 公衆衛生費の一部              第5項 環境衛生費              第6項 薬務費            第11款 教育費              第6項 大学費の一部      第2条 「第2表 債務負担行為」中の一部  ▲ 報告のとおり承認すべきものと決定したもの(簡易採決)    報第1号 令和3年度長野県一般会計補正予算(第12号)の専決処分報告中      第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第3款 民生費            第4款 衛生費 (請願)  ▲ 継続審査としたもの(簡易採決)     請第13号、請第24号、請第26号 (陳情)  ▲ 採択とすべきものと決定したもの(簡易採決)     陳第645号、陳第670号  ▲ 継続審査としたもの(簡易採決)     陳第8号、陳第191号、陳第202号、陳第442号、陳第453号、陳第458号、陳第463号、     陳第464号、陳第465号、陳第485号、陳第566号、陳第573号、陳第597号、陳第604号、     陳第644号、陳第651号、陳第654号  ▲ 継続審査としたもの(挙手採決)     陳第672号...